セーリング SailGPを現地で観戦

ニュージーランド人の夫の仕事でセーリング大会SailGPへ同行/セーリングを知らない方にも伝わる言葉で記事を書きたい

2020年 SailGPセーリングチャンピオンシップ参加チーム//シーズン1との変更点//シーズン2の開催地

こんにちは、ニュージーランド在住のロウヅです。

SailGPシーズン2 開幕戦、シドニー大会の前日に記事を書いています。

今年もどんな試合になるのか楽しみです!

今回はSailGPシーズン2の参加チーム、昨年との変更点、開催地のことを書きたいと思います

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2020年シーズン2、SailGP 参加国 7チーム!

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(写真:SailGP | SailGP公式サイトより。各国のヘルムスマン(舵を操作する人)が映っています。)

  • Australia         🇦🇺オーストラリア
  • Denmark         🇩🇰デンマークNew!
  • France            🇫🇷フランス
  • Great Britain  🇬🇧イギリス
  • Japan             🇯🇵日本
  • Spain              🇪🇸スペインNew!
  • United States  🇺🇸アメリ(アルファベット順)

 

この7ヵ国のチームです。

 

大きな変更① 新しい2チーム

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SailGP | SailGP公式サイトより

昨年シーズン1参加していた中国🇨🇳チームは事情があり、SailGP内でのチームは無くなりました。昨年3位だったので残念です。

それに伴い、

新しい2チーム

デンマーク🇩🇰とスペイン🇪🇸が参戦!

ちなみに中国チームを3位に導いたヘルムスマン(舵を操作する人)をしていたフィル選手は、スペインチームの一時的なヘルムスマン(interim helmsman)として活躍予定。スペインチームのヘルムスマンの方がオリンピックキャンペーンの間、活躍を見せてくれるそうです。

大きな変更② GBR(イギリス)チームのヘルムスマン変更

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SailGP | SailGP公式サイトより

シーズン1に参加していた6チームのうち、ヘルムスマンが変更したのはイギリスチームのみ

シーズン2より、INEOS社がイギリスチームのスポンサーになったことにより、大きな選手変更がありました。

昨年日本チームで活躍していたイアン選手(ポジション/ウィングトリマー)、ルーク選手(ポジション/フライトコントローラー)はイギリスチームの配属となりました。

INEOS社はアメリカンズカップのイギリスチームのスポンサーでもあるので、選手に練習の場を増やさせたのかな?という印象です。アメリカンズカップの練習もしている選手たちなので、実力も経験もある新編成チーム

SailGP シーズン2の日本チーム

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SailGP | SailGP公式サイトより

シーズン1と同じく、ヘルムスマンを務めるのはネイサン選手(写真中央)。名実ともに実力実績があり、昨年日本チームを2位へ導いてくれました

・ポジションの大きな変更としては、シーズン1にてグラインダーをしていた

高橋レオ選手が、シーズン2ではフライトコントローラー(フォイルの操作)へポジション変更。

高橋選手はセーリング49er級で2020年東京オリンピックへの出場が決定しています!オリンピックでの活躍も楽しみです。

・また、新しくアイデン選手がウィングトリマー(帆の操作)に配属とされています。

・グラインダーにシーズン1と同様

-吉田雄悟 選手

-笠谷勇希 選手

-森嶋ティム 選手

 

今年も日本チームの活躍を期待してます!

昨年のシーズン1の日本チームはこちら↓

 

Season2/ 2020年 SAILGP 開催日程

  1. 2月28-29日. オーストラリア🇦🇺シドニー 
  2. 5月2-3日.     アメリカ🇺🇸サンフランシスコ 
  3. 6月12-13日. アメリカ🇺🇸ニューヨーク 
  4. 8月14-15日. イギリス🇬🇧カウズ 
  5. 9月11-12日. デンマーク🇫🇷コペンハーゲンNew!

*全て現地時間

今年も5カ所で開催です。去年はフランス🇫🇷マルセイユ開催もあったのですが、今年はないのでしょうか?途中追加などあるかもしれませんね。

 

シーズン2も、

最終開催地でのマッチレースで勝ったチームに

1 ミリオン USドル(日本円で1億円強)の賞金が授与されます。

 

最後に新しくなったSailGP 紹介動画をどうぞ(約1分)


What is SailGP?

こちらも読み合わせるとわかりやすいです。

次回はSailGP シドニー大会について書きます。

SailGP 概要

SailGPのボート工場!コアビルダーズ社(Core Builders Composites Ltd) in ニュージーランド

あけましておめでとうございます!(遅い)

こんにちは、ロウヅです。

気づけば2020年。最近更新をしていませんでしたが、久々の更新。

2020年シーズン2、SailGP シドニー大会も今週末開幕。今年はどんな試合になるのか楽しみです。大きな参加チームの変化は別の記事で紹介します。

今回はSailGP のボートが作られているコアビルダーズ社について書きたいと思います。

今年も宜しくお願いします!

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コアビルダーズ社(Core Builders Composites Ltd) in ニュージーランド

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私のニュージーランド人の夫は、試合で遠征していない時はコアビルダーズ社で働いています。

コアビルダーズ社は2-3ヶ月に一度、バーベキュー大会があって家族や友人も会社へきてボートの様子を見学できます。

今年のボートの大きな変化はウィングセール(帆)!

去年は24mのウィングセール(帆)を使っていました。今年は18m(強風用)、24m(普通風)、29m(弱風用)とその日の風の状態でウィングを変えます。

わかりやすい動画↓

ちなみにこのウィングが適応されるのはサンフランシスコ大会から。シドニー大会は24mの去年と同じウィングを使用します。

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コアビルダーズ社の様子。

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ウィングの骨組です。こうみると大きい。まだセールが貼られていない状態です。
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ORACLEロゴは至るところにあります。


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カットして貼り付けるところ。
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設計図。
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触っても良いそう。フォイルが上がり下がりする大事な場所。

案内してくれて方は、何も秘密はないよ。好きに写真撮って大丈夫〜と言ってたので色々撮りました。

敷地は大きいような、そうでもないような。それぞれの最先端技術機器がそこら中にあって、途中でここどこだっけ?とわからなくなるんですよね。色々見せてくれつつ、まだ他にも作業場所があるのかな?と。毎回見せてもらう場所が違う印象です。(模様替えしただけかもですが)

次は2020年シーズン2、参加チームについて書きます。

SailGP 概要

SailGPフランス/マルセイユ大会グランドファイナル//DAY3(9月22日)in2019

こんにちは、SailGPシーズン1に同行しているロウヅです。

ついにSailGPシーズン1の大会としては最後の記事。ちょっと寂しい気もします。色々な国に行って、観戦して、セーリングの事を少しづつ知れた9ヶ月。

SailGPは数年後、日本でも開催を予定しています。その時に興味を持った人たちがこのブログの記事を読んで知識を増やせるといいな、と思っています。

SailGPセーリングチャンピオンシップ凄く速くて、迫力があってカッコイイ!!

伝わるといいな。

 

では今回の話題

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SailGP マルセイユ大会 グランドファイナル3日目

(2019年9月22日)

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(左からSailGP日本 グラインダー吉田・笠谷選手/私/COO早福さん お気に入りの1枚。こう見るとみんな背が高い)

 

1日目↓

2日目の続きです↓

3日目は暑くも寒くもなく、曇り天気。観戦するにはちょうど良い気候でした。表彰式の写真が撮りたかったので、会場内の大きな観戦スクリーンの前で観戦することにしました。

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マルセイユ大会は3日間試合が開催されます。

1、2日目に各3試合、3日目に2試合とマッチレースでSailGPシーズン1の勝者が決まります!

(合計8試合+上位2チームで最終マッチレース)

当初その予定でしたが、

3日目は第7レースはオーストラリア、日本チーム以外の4チームによる3位争いになりました。

3日目は2レース(第7第8レース)があるはずだったのですが、第7レースの後に風が弱すぎたために、第8レースは中止になりました。

つまり第7レースの1レースのみで3位が決まります。

 

まずは3位争い/ 第7レース

2日目までの3位争い総合ポイント

3rd 中国🇨🇳162pt

3rdイギリス🇬🇧162pt

5thアメリカ🇺🇸155pt

5thフランス🇫🇷155pt

現在3位と5位の差は7ポイント。この時点で5位のアメリカ、フランスは全チームゴールすれば3位に入ることはできません。

実質は中国かイギリス、どちらが先にゴールできるかで3位が決まります

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第7レース

1rdフランス🇫🇷10pt

2th中国🇨🇳9pt

3thアメリカ🇺🇸8pt

4thイギリス🇬🇧7pt

アメリカがいいスタートをきった!ただアメリカは1位キープ出来ずに第3ゲートでフランス中国に抜かれてしまう。

フランスが第4ゲートから1位になるとフランス人観客は大喜びと大きな声援が巻き起こりました。

そのままフランスが1位ゴール!フランスはSailGP至上初1位でした。観客は大歓声!

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(↑フランスチーム)

 

3位以下の総合順位

3rd 中国🇨🇳171pt

4thイギリス🇬🇧169pt

5thフランス🇫🇷165pt

6thアメリカ🇺🇸163pt

SailGP シーズン1の3位は中国チーム!

私は少し中国チーム3位は意外だったんです。ずっとフランスとビリ争いをしてる印象があったから。でも試合が終わった数日後に偶然、バーで中国チームスキッパー(船長)のフィル氏にあって話したら、『中国チームにちゃんと指導して日々良くなってる。来年はもっと良くなると思う。』と話してくれました。だから来年はマッチレースにも食い込んでくるかも。楽しみ。

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オーストラリア🇦🇺 VS 日本🇯🇵 マッチレース

最終決戦/賞金1ミリオンUSドル(約日本円で1億円強)をかけたマッチレース!

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沢山の観客に見守られながら。

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マッチレース試合内容

オーストラリアチームが早くスタート地点に入ってしまい、試合が始まる前からペナルティを受けて、日本チームより後にスタートすることを余儀なくされました

日本チームにとっては好機。日本がリードしトップを走る状況が続きます。

各ゲートを日本、オーストラリア2秒差で回ります。どちらも引かない。

試合の決着はついたのは最後のゲート付近

日本チームがオーストラリアチームにペナルティを与えようしました。それが裏目にでてオーストラリアにトップを渡してしまった。0.05秒差。オーストラリアの勝負強さが垣間見えました接触するかと思いました。

日本チームはこのことでスピードを失い、オーストラリアに13秒遅れでゴール!

 

 

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そう、

SailGPシーズン1//勝者オーストラリアチーム🇦🇺

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日本チーム2位。

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(↑笠谷選手飲み過ぎの図。高橋選手が凝視。笑)

 

日本チームのスキッパー(船長)ネイサン・アウタレッジは『オーストラリアチームに試合前からペナルティがあり、こちらが優勢のレースだった。だが1つのジャイブのタイミングミスが命取りで相手に先を取られた。こちらのミスを誘いました。勝負に負けたことはとても残念で、来シーズンまでこの悔しい気持ちを抱き続けることになるだろう。本当にいいレースが出来たと思う。チームをとても誇りに思っています。来年のレースも楽しみです。』とコメント。来年はどんなレースになるんだろう。

 

SailGP マルセイユ大会3日目

 

マルセイユ大会フルマッチレース(約16分/英語)


THE SAILGP CHAMPIONSHIP FINAL RACE // Full Replay // SailGP

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これで今年のSailGPシーズン1は終わり!

来年2020年は2月28-29日にSailGPシーズン2がシドニーで開幕です。

新しい参加国も増える予定で、ボートももっと速くなる。どうなっちゃうんだろう。

私と夫はニュージーランドへ帰って、夫は次の大会までに新しいボートの製造やテストセーリングがあります。

SailGPシーズン1。私にとっては面白かった。興奮した。ありがとうございました。

来年の試合もお楽しみに!

次はニュージーランドのコアビルダーズ社について書きます。

at-sailgp.hateblo.jp

・SailGP(セール・ジーピー)、概要リンク

SailGPフランス/マルセイユ大会DAY2 (9月21日)in2019

こんにちは、SailGPシーズン1に同行しているロウヅです。

今記事を書いている現在はマルセイユ大会も終了し、一息。SailGPテクニカルチームがベースを片付けていて、明日が最終日なのでそれまでにマルセイユ大会2日目と3日目を書き終えたいと思っています。

セーリングを知らない方にも知識がつくように、記事を書きたいと思います。

 

今回の話題

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SailGP マルセイユ大会 2日目 (2019年9月21日)

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1日目の続きです↓

2日目は強い雨が降っていました。数日前から風が強すぎるので中止になるのでは...と心配していたのですが、雨の中開催。

当日までどこで観戦しようか迷っていましたが、有料のボートが肉眼でよく見える防波堤から観戦することにしました。

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今回のチケット価格は2500円-3万円。

恒例のクルーズ観戦ももちろんありますが、防波堤からの3万円席が最高値。今までの大会は大体2万円が上限だったので、グランプリファイナルに合わせてちょっと高い席が出来たんだな、と思いました。

私は2500円のところから観戦🎌

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マルセイユ大会は3日間試合が開催されます。

1、2日目に各3試合、3日目に2試合とマッチレースでSailGPシーズン1の勝者が決まります!

(合計8試合+上位2チームで最終マッチレース)

SailGP マルセイユ大会2日目レース結果

第4レース(ptはポイント)

1st オーストラリア🇦🇺10pt

2nd 日本🇯🇵9pt

3rd中国🇨🇳8pt

4thフランス🇫🇷7pt

5thイギリス🇬🇧6pt

6thアメリカ🇺🇸5pt

フランスチーム、いいスタート!フランスが開催国でフランス人も多いから観客が盛り上がります!中国がその後ろを追います。

第2ゲートで日本がトップになり、オーストラリアもそれについて来る展開。フランスも絡んで1位争い。

レースが決まったのは第5ゲート付近で、日本がフォイリングしていたところを着水、減速。オーストラリアそれを見逃さずトップに!このままゴール!

フランスは途中までトップ争いしてたから、結果にならず観客は残念そうでした。

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(↑フランスチーム、スキッパー(船長)ビリーベッソン氏。フランスでは有名なセーリング選手らしい)

第5レース

1st 中国🇨🇳10pt

2nd オーストラリア🇦🇺9pt

3rd日本🇯🇵8pt

4thイギリス🇬🇧7pt

5thアメリカ🇺🇸6pt

6thフランス🇫🇷5pt

中国チーム、開始時間に合わせたいいスタート!中国の勢いがすごい。他国を引き離していく。日本が一瞬抜かす場面もあった。ただ

このレースで中国はSailGP至上初1位ゴール!

中国チーム/スキッパー(船長)ニュージーランド人フィル・ロバートソン氏は『ただタック、ジャイブをミスのない様に操作していただけだ』とコメント。中国チームは練習でボートを壊すこと(思いっきり試すという意味で)はあっても、本番で壊すことはなかった。夫いわく、『中国チームは本番でとても慎重で、絶対に全ての試合に参加、ゴールしていた。これが結果となった』と。

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第6レース

1st 日本🇯🇵10pt

2nd オーストラリア🇦🇺9pt

3rdフランス🇫🇷8pt

4th中国🇨🇳7pt

5thアメリカ🇺🇸6pt

6thイギリス🇬🇧5pt

アメリカがいいスタート。第2ゲート後からオーストラリアがトップに。ただ、急に風が無くなり、時速5-20キロ走行に。選手たちも遅すぎて唖然。

日本がゆ〜っくり微量の風を掴み、トップゴール!

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SailGP season 1 シーズン1

チャンピオンシップ総合計ポイント

1st オーストラリア🇦🇺225pt

2nd 日本🇯🇵219pt

3rd 中国🇨🇳162pt

3thイギリス🇬🇧162pt

5thアメリカ🇺🇸155pt

5thフランス🇫🇷155pt

 

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3位以下の順位変動が激しい。

中国🇨🇳       4位→3位同

イギリス🇬🇧3位→3位同

アメリカ🇺🇸4位→5位同

フランス🇫🇷6位→5位同

マッチレースはもちろん、3位争いにも注目!

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SailGP マルセイユ大会2日目まとめ(翻訳付き約3分)

SailGP マルセイユ大会2日目ハイライト(約2分)

マルセイユ大会2日目解説(約1時間半/英語)

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マルセイユ大会は中国チーム、初1位ゴールはすごかった。そして3位以下の大きな順位変動。

SailGPシーズン1初の勝者が決まるマッチレース。

マルセイユ大会3日目で全ての結末がわかります。

次はマルセイユ大会グランドファイナル3日目について書きます↓

・SailGP(セール・ジーピー)、概要リンク

 

SailGPフランス/マルセイユ大会DAY1 (9月20日)in2019

こんにちは、SailGPシーズン1に同行しているロウヅです。

今現在記事を書いているのはマルセイユ大会が終わった翌日。マルセイユ大会大いに盛り上がって、今日は休憩しながら書いています。

 

セーリングを知らない方にも伝わるように書きたいと思います。

 

では今回の話題

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SailGP マルセイユ大会 1日目 (2019年9月20日)

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SailGPシーズン1グランドフィナーレマルセイユ大会!

2019年は5大会(シドニー・サンフランシスコ・ニューヨーク・カウズ・マルセイユ)の最終決戦地。

2019年2月にシドニーから開幕したSailGPも

ついにマルセイユまでやってきました。

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会場はマルセイユ海沿いにあるMucem美術館の前
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人通りも多い場所で海辺から写真を撮ると、マルセイユ大聖堂-Cathédrale La Majorも一緒に撮れます。

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1日目は私には日差しが強すぎて、このMucem美術館の中から観戦しました。

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少しボートは遠いですが、解説付きスクリーンと両方見れて日陰でいい観戦場所。

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マルセイユ大会は3日間試合が開催されます。

1、2日目に各3試合、3日目に2試合とマッチレースでSailGPシーズン1の勝者が決まります!

(合計8試合+上位2チームで最終マッチレース)

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・SailGP マルセイユ大会1日目レース結果

レースが始まる直前、神風が吹いた!急に風が強く、強く!海の聖地マルセイユ。海の女神像が応援してくれてるんだと思いました。

第1レース(ptはポイント)

1st 日本🇯🇵10pt

2nd オーストラリア🇦🇺9pt

3rdイギリス🇬🇧8pt

4thフランス🇫🇷7pt

5th中国🇨🇳6pt

6thアメリカ🇺🇸5pt

日本チーム、いいスタート!オーストラリア出遅れました。日本はずっと1位キープ!フランスチームがいい感じで2位に着けて来ました。オーストラリアが続きます。

第4ゲートでオーストラリア、イギリスがフランスを抜かし、そのままゴール!

アメリカはレースの途中でボート(フォイルの上げ下げ)故障が起きて、ボート修理に入りました。第2レースは参加できず

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第2レース

1st オーストラリア🇦🇺10pt

2nd イギリス🇬🇧9pt

3rd中国🇨🇳8pt

4th日本🇯🇵7pt

5thフランス🇫🇷6pt

不参加/アメリカ🇺🇸4pt

日本はこの試合中にコム(選手同士で連絡を取り合うイヤホン🎧)に異常が起きたらしく4位へ。

中国がいい調子で風を掴んでいました。中国が途中から1位に!第3ゲートでオーストラリアに抜けされ、オーストラリア1位ゴール。イギリスと中国がいい競り合い。途中中国がペナルティを受けて、イギリスが2位。

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第3レース

1st 日本🇯🇵10pt

2nd オーストラリア🇦🇺9pt

3rdイギリス🇬🇧8pt

4thフランス🇫🇷7pt

5th中国🇨🇳6pt

6thアメリカ🇺🇸5pt

オーストラリア、日本、すっごくいいスタート!日本競り勝って1位!

グラインダー最年少/高橋レオ選手が『第2レースがコム不良で4位悔しかったから、第3レースは1位を取れてとても嬉しいです!』とインタビューで言ってました。気持ちいい1位!

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1日目は風が強くてどのレースもスピードが出てました。

SailGP season 1 シーズン1

チャンピオンシップ総合計ポイント

1st オーストラリア🇦🇺197pt

2nd 日本🇯🇵192pt

3rd イギリス🇬🇧145pt

4th中国🇨🇳137pt

4thアメリカ🇺🇸137pt

6thフランス🇫🇷135pt

 

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このマルセイユ大会に入ってから、3位以下の順位変動が激しい。

イギリス🇬🇧4位→3位

中国🇨🇳       5位→4位同

アメリカ🇺🇸3位→4位同

フランス🇫🇷6位→6位

マッチレースはもちろん、3位争いにも注目!

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SailGP マルセイユ大会1日目まとめ(翻訳付き約3分)

マルセイユ大会1日目解説(約1時間半/英語)

次回はSailGP マルセイユ大会2日目について書きます↓

・SailGP(セール・ジーピー)、概要リンク

 

 

SailGP マルセイユ大会テクニカルベース

こんにちは、SailGPシーズン1に同行しているロウヅです。

今この時はフランス🇫🇷マルセイユ大会の前日。

遂に明日からSailGP シーズン1、最終決戦地マルセイユ大会開幕です!今日は練習試合があるので後で見に行こうと思っています。

セーリング大会のことをわかりやすい言葉で伝えられたらと思い、記事にしています。

 

では、今回の話題

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SailGP マルセイユ大会テクニカルベース

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今回も夫は大会の2週間前に現地入り。

テクニカルベースはマルセイユ大会会場から車で30分ぐらいのところにありました。

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(↑黄色く囲ったところがテクニカルベース)

マルセイユって、船の神様が祭られているんだな〜と思う場面が多くて、

マルセイユのランドマーク“ノートルダム・ドゥ・ラ・ガルド寺院”の中は航海の無事を祈る船の模型が飾られていました。

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マルセイユ大会は3日間試合が開催されます

1、2日目に各3試合、3日目に2試合とマッチレースでSailGPシーズン1の勝者が決まります!

(合計8試合+上位2チームで最終マッチレース)

前の4大会まででポイント差が大きく、

SailGP season 1/総合計ポイント

1st オーストラリア🇦🇺169pt

2nd 日本🇯🇵165pt

3rd アメリカ🇺🇸123pt

4thイギリス🇬🇧120pt

5th中国🇨🇳117pt

6thフランス🇫🇷115pt

マッチレースはオーストラリア🇦🇺VS日本🇯🇵になることはほぼ決まっています。

オーストラリアと日本のポイントは4点差。このポイントを縮めたいところです。

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このマルセイユ大会マッチレースの勝者に

賞金1 ミリオン USドル(100万ドル/日本円で約1億円強)を贈られます。海のF1と呼ばれているそう。

なんとなく、テクニカルベースも緊張とワクワクといつもと違うような雰囲気もありました(私の気のせいかもですが,私がワクワクしてただけかも)

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あと今回ダイナミックなボートの写真が撮れて個人的に嬉しかったです。

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マルセイユへようこそ(約30秒)

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2019年9月20-21-22日に掛けてのSailGPシーズン1

最後のレース楽しみです!

次はSailGPマルセイユ大会1日目について書きます↓

・SailGP(セール・ジーピー)、概要リンク

 

SailGPイギリス/カウズ大会 DAY2 (8月11日)in2019(※DAY1は悪天候の為中止)

こんにちは、セーリング大会SailGP に同行しているロウヅです。

今この時は、SailGPマルセイユ大会のテクニカルベースにて写真を撮っています。

今日は4ボートがテストセーリング予定で、忙しくなる日。マルセイユ大会に向けて全力で準備しています。あと大会まで3日。

 

今回もセーリングのことをわかりやすい言葉で書きたいと思います。

 

では今回の話題

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SailGP カウズ大会 2日目 (2019年8月11日)

※カウズ大会1日目は悪天候の為中止f:id:a-rhotes:20190917164515j:image

カウズ大会1日目は風が強すぎる為に中止になりました。私は少しビックリしました。風が強すぎても中止なんだなと。確かに強風だとボートのスピードが出過ぎて、選手達も危険を伴います。既に前日までのテストセーリングの時点でイギリス・オーストラリア•日本チームは50kn(ノッツ/約時速93キロ)を出していました。それより強風が吹いていた1日目は中止にせざるをえません。

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サウサンプトンの港からフェリーに乗って20分ほどのワイト島でSailGP カウズ大会が開催されました。

カウズウィークという有名なセーリングイベントと合わせて開催されたので、他のセーリングイベントの為に来ていた人も沢山いました。

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1日目が中止だったので、今回マッチレースはなく、3回のレースのみで勝者が決まります。

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・SailGP カウズ大会2日目レース結果

第1レース(ptはポイント)

1st オーストラリア🇦🇺10pt

2nd 日本🇯🇵9pt

3rd中国🇨🇳 8pt

4thフランス🇫🇷7pt

5thイギリス🇬🇧6pt

6th アメリカ🇺🇸5pt

第1レース開始直後、アメリカ🇺🇸チームのボートがキャップサイズ(横転)し、第2レースも出られるか心配でしたが、テクニカルチームサポートで全レース参加できました

その後、イギリスチームのボートが水面へクラッシュ!ウィングトリマー(帆の担当)のクリス選手の怪我が心配されましたが、怪我はなく良かったです。ただボートが大きく損傷し、後の2レースに参加できませんでした開催国なのでとても残念でした

日本チームもグラインダー(手でペダルを回してる人たち)のポスト(とはなんなんだろう?また調べて別の記事にします)が損傷して、ウィングセール(帆)の操縦が上手くできなくなった

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第2レース

1st オーストラリア🇦🇺10pt

2nd 中国🇨🇳9pt

3rd 日本🇯🇵8pt

4thアメリカ🇺🇸7pt

5thフランス🇫🇷6pt

イギリス🇬🇧/不参加 4pt

第2レースはオーストラリアチーム独走状態。他のチームはボートトラブルはありましたが、オーストラリアチームは元々の練習時間が短いのにこんなにいい走りが出来るオーストラリアチーム凄いです。

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第3レース

1st オーストラリア🇦🇺10pt

2nd フランス🇫🇷9pt

3rd 日本🇯🇵8pt

4th中国🇨🇳7pt

5thアメリカ🇺🇸6pt

イギリス🇬🇧/不参加 4pt

3レース3勝でオーストラリアチームが勝利!

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SailGP season 1/総合計ポイント

1st オーストラリア🇦🇺169pt

2nd 日本🇯🇵165pt

3rd アメリカ🇺🇸123pt

4thイギリス🇬🇧120pt

5th中国🇨🇳117pt

6thフランス🇫🇷115pt

Thank you Cowes( 約1分)

カウズ大会2日目解説(約2時間)

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カウズ大会は初めて大会が中止になりました。

次は最終決戦マルセイユ大会。

次回はマルセイユテクニカルベースについて書きます↓

・SailGP(セール・ジーピー)、概要リンク

 

SailGP カウズ大会テクニカルベース/Southampton サウサンプトン

こんにちは、セーリング初心者のロウヅです。

記事を書いている現在はSailGP最終決戦 フランス🇫🇷マルセイユ大会まであと4日⛵️ どんな結果になるのか、楽しみにしています。

セーリングに興味があってもなかなか見る機会も無いし、ルールも理解しづらいです(私も勉強途中)。少しでも身近に思ってもらえるようにわかりやすい言葉で書きたいと思います。

 

では今回の話題

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カウズ大会テクニカルベースinサウサンプトン

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今回テクニカルベースがあるのは、サウサンプトンというタイタニック号が出港した港街です。

会場のカウズはサウサンプトンからフェリーで20分ほどのワイト島の中の地名なんです。

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(↑黄色い丸がサウサンプトンのテクニカルベース。赤い丸が会場のカウズ)

 

今回もテクニカルチームの夫は大会の2週間前に現地入り。夫はウィング(帆)担当なので、

今回ウィングについて書きたいと思います。

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この帆のことをウィングセールと呼びます。(飛行機の翼のような形状をした硬質セール(帆))。約24m

素材はマストと枠の部分にカーボンファイバーと、

セール(フィルムのような)の部分は特殊なプラスチックでできています。
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ロープ・ワイヤ・滑車など見えますか?

中で複雑に交差しています。


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この写真に写ってるのがハイドロニック・バルブバンク・コントロールシステムというウィングトリマー(帆を担当してる選手)の指示を受けて実行する場所

キャンバー(帆の中心が前後する動き)、ツイスト(ひねる動き)、ポッパー(全く逆側に帆を変える動き/タックやジャイブの時に使う)、の指示をこのシステムで全て行うそう。

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↑このウィングは日本チームのもので、

前回ニューヨークベースの時に直していた↓中国チームのものはテーブルコントロールというらしく、機能は同じなのですが違うコントロールシステムを使っていました。

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現在ニュージーランドのコアビルダーズ社にて新しく7つウィングを作っています。

今使っているウィングは24mですが、

新しいウィングは18m(強風仕様)、24m(中風)、29m(弱風)とその時の気候状態で長さを変えられる仕様になるそう

2020年のseason2の途中からすべて同じウィングコントロールシステム、長さ変更できるものを使うそう

 

ベース内

大きなクレーン。今回ベースがコンパクトでした。

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フランスチームがボートを人力で移動させてる様子。
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中国チームのボート部分が持ち上げられてます。

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フランス・オーストラリア・中国チームのテントが見えます。
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イギリスチームは開催国なので一番入り口に近いところにテントがありました。

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オーストラリアチームテント内に入らせてもらいました。

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この写真はシドニー大会の時の勝利写真を大きくプリントしたもの。一緒に勝者写真に入って記念撮影できるのが面白いですね(オーストラリアチームの人がノリノリでピースしてくれました)

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ウィングセールや中の最先端技術はよくわかっていないので説明しにくいですが、少しづつこれからも解説したいと思います。

 

次回はイギリス🇬🇧カウズ大会について書きます↓

・SailGP(セール・ジーピー)、概要リンク

SailGPアメリカ/ニューヨーク大会 DAY2 (6月22日)in2019

こんにちは、ロウヅです。

現在フランス🇫🇷マルセイユに滞在しています。2019年season1の最終決戦、マルセイユ大会を来週に控えています。

セーリングに興味を持ってもらえるように、自身の勉強のために、今日も書きます。

 

今回の話題

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SailGP ニューヨーク大会 2日目 (2019年6月22日)

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1日目の続きです↓

1日目はイギリスチームがキャップサイズ(転覆)してレースに参加できませんでしたが、2日目は無事に参加できました。

テクニカルチームが徹夜でボートを直しました。夫はその日朝6時に帰ってきて、朝10時に2日目のレースのために出て行きました。(とってもハード)

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・SailGP ニューヨーク大会2日目レース結果

第4レース(ptはポイント)

1st 日本🇯🇵10pt

2nd オーストラリア🇦🇺9pt

3rdイギリス🇬🇧8pt

4thアメリカ🇺🇸7pt

5th中国🇨🇳6pt

6thフランス🇫🇷5pt

第4レースは日本、中国がいいスタートでした。中国がリードする展開🇨🇳途中からオーストラリア、日本がスピードを上げてきて2チームで1位争い。日本チームがいい風を掴んで、ゴール!

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第5レース

1st アメリカ🇺🇸10pt

2nd 日本🇯🇵9pt

3rdオーストラリア🇦🇺8pt

4thイギリス🇬🇧7pt

5thフランス🇫🇷6pt

6th中国🇨🇳5pt

このアメリカ地域最後のレースでアメリカチーム、いいセーリングを見せてくれました。アメリカ1位ゴール!観客もアメリカ人が多いので、大歓声!

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ニューヨーク大会5試合のリーダーボード

1st 日本🇯🇵48pt

2nd オーストラリア🇦🇺45pt

3rdアメリカ🇺🇸37pt

4th中国🇨🇳33pt

5thフランス🇫🇷32pt

6thイギリス🇬🇧27pt

マッチレースは前2大会に続き、

オーストラリア🇦🇺 VS 日本🇯🇵

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スタートは2チームとも少しもたついた。2チームが接近し、接触しそうな瞬間があり、危なかった。オーストラリアがリードしていたが、急に風が掴めずスピードが弱まった。日本はそのチャンスにオーストラリアチームを抜いた。そのまま1位をキープしたまま、ゴール!

 

 

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日本チーム、ニューヨーク大会でSailGP初優勝!


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やった〜!やっとだ。

1st 日本🇯🇵3pt加点

2nd オーストラリア🇦🇺0pt

SailGP season 1/総合計ポイント

1st 日本🇯🇵141pt

2nd オーストラリア🇦🇺140pt

3rd イギリス🇬🇧106pt

4thアメリカ🇺🇸105pt

5thフランス🇫🇷93pt

5th中国🇨🇳93pt

 

Thank you New York(約30秒)

ニューヨーク大会ハイライト(約5分)

ニューヨーク大会2日目日本語解説(約1時間半)

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SailGPニューヨーク大会で日本チーム初優勝!

やっとだーやった!という気持ちでした。

日本チームテントに伺った時に、私も優勝ハンドルを持たせてもらいました。

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次はイギリス🇬🇧カウズ大会テクニカルベースについて書きます↓

・SailGP(セール・ジーピー)、概要リンク

SailGPアメリカ/ニューヨーク大会 DAY1 (6月21日)in2019

こんにちは、SailGPを通してセーリングを学んでいるロウヅです。

いまこの時はフランス🇫🇷マルセイユで記事を書いています。2019年season1のSailGPはマルセイユ大会が最終決戦地なのでどんな結果になるのか楽しみです。

セーリングを知らない方にも伝わるように記事を書きたいと思います。

 

では今回の話題

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SailGP ニューヨーク大会 1日目 (2019年6月21日)

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ニューヨーク大会の会場はワールドトレードセンターの真下、ハドソン川で開催

夕方5時からといういつもとはが違う時間帯のスタートでした。ニューヨークとニュージャージーをつなぐ船を4時ぐらいから全て運休。選手たちは練習を開始しました。
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1日目の試合開始直前、イギリスチームのボートがキャップサイズ(ボートが転覆すること)し、ニューヨーク大会1日目は参加できませんでした

その転覆時の様子と1日目終了後にテクニカルチームが修理している動画がこちらです↓(約2分)

緊迫している様子と、2日目には修理が完了している様子が映されています。

イギリスチームのクルー、選手ともにフレンドリーで気さくな方達で、テクニカルチームにも人気があるチームです。参加できなくて本当に残念でした。私もイギリスチームの人たち大好きです。

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前2大会と同様、1日目に3レース、2日目に2レースの後、5レースの合計得点の高い上位2チームのマッチレースで勝者が決まります。

今回の会場には席はなく、観戦無料でした。

クルージングは飲食込みで7,000-20,000円程でした。私は海の上は酔うので、陸の会場から観戦⛵️

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ニューヨークハドソン川は普段セーリングする場所ではないそう。ビル風で風が一定ではないので、セーリングしにくいそうです。近くを走っていても、風が一定でないのでボートスピードが全く違います。全チームキャップサイズ(ボートが転覆すること)が無いように、逆にスピードを落とす場面もありました。

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・SailGP ニューヨーク大会1日目レース結果

第1レース(ptはポイント)

1st オーストラリア🇦🇺10pt

2nd 日本🇯🇵9pt

3rd中国🇨🇳 8pt

4thアメリカ🇺🇸7pt

5thフランス🇫🇷6pt

イギリス🇬🇧/不参加 4pt

第1レースはオーストラリアチームの独走1位でした。風が弱いところ、強いところの差があり、弱い時は川に流される場面もありました。

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第2レース

1st 日本🇯🇵10pt

2nd オーストラリア🇦🇺9pt

3rd中国🇨🇳 8pt

4thフランス🇫🇷7pt

5thアメリカ🇺🇸6pt

イギリス🇬🇧/不参加 4pt

第2レース、フランスがいいスタートでした。途中から日本が1位になり、そのまま1位ゴール。

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第3レース

1st 日本🇯🇵10pt

2nd オーストラリア🇦🇺9pt

3rd中国🇨🇳 8pt

4thフランス🇫🇷7pt

5thアメリカ🇺🇸6pt

イギリス🇬🇧/不参加 4pt

第3レース、中国いいスタート!だが日本がいい風を掴んで1位に。

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ニューヨーク大会1日目結果/リーダーボード

1st 日本🇯🇵29pt

2nd オーストラリア🇦🇺28pt

3rd中国🇨🇳 22pt

4thフランス🇫🇷21pt

5thアメリカ🇺🇸20pt

6th イギリス🇬🇧/不参加 12pt

 

ニューヨーク大会DAY1ハイライト(約2分半)

ニューヨーク大会1日目日本語解説(約1時間半)

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レースを見ていても、一筋縄ではいかない風のように感じました。風が一定ではなく、弱いところはボートが止まってしまうほど弱い風。

観客の方々もSailGP を知っていて見にきた人、偶然観戦した人。色々でした。SailGP を知っていて観戦に来てた人はセーリングを競技として普段からしてる人が多かったです。

次はニューヨーク大会2日目について書きます↓

・SailGP(セール・ジーピー)、概要リンク

SailGP ニューヨーク大会テクニカルベース/New Jerseyニュージャージー

こんにちは、セーリングチャンピオンシップSailGPのテクニカルチームに所属している夫に同行しているロウヅです。

セーリングの知識がない方でも興味を持ってもらえるように、わかりやすい言葉で書きたいと思います。

 


では今回の話題

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SailGPニューヨーク大会テクニカルベースatニュージャージー

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ニューヨーク大会へ向けて夫は2週間前から現地入りしました。

ニュージャージー方面からニューヨークの夜景が綺麗に見えるので私は都会に来たな〜という印象をずっと受けていました。

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(ニュージャージー側からのニューヨーク。会場はハドソン川を挟んで向かいの側。)

今回はテクニカルベースの様子が分かる写真が沢山撮れたので、写真を中心に載せていきます。

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中国チームのウィング(帆)を修理している様子。このウィングの中に最先端技術が入っているそう。そして度々どのチームもウィングに不具合が生じるので、テクニカルチームが最善を尽くして直します。

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各チームの拠点テント。ニューヨーク大会からテント内に写真が展示されるようになりました。かっこいい。
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テントからボート部分を移動。この作業は人力です。見るからに重そう。チームワークです。

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ボートとウィングを組み立て。近くで見ると大迫力です。クレーンでそのまま🏗海上へ移動します。高く上がるので、また大迫力。

ボートの組み立てについては過去の記事から↓

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テクニカルベースは一般の方は入れないのですが、大きいので外からも丸見えです。このベースは大会が終われば全部崩してさら地になります。3-4週間限定のベース。毎回大会のためにすごい労力だな〜と思っています。

 

次回はニューヨーク大会について書きたいと思います↓

・SailGP(セール・ジーピー)、概要リンク

セーリング試合中のペナルティ(反則)/ルール@SailGP

こんにちは、セーリングの知識を少しずつ増やしているロウヅです。

現在私はイギリス大会から直接日本に帰ってきました。夫はニュージーランドへ帰り、次のフランス🇫🇷マルセイユ大会、そして来年のSailGP大会に向けて準備をしています。

初心者の全くセーリングを知らない人へ向けて、今日も書きます。


今回の話題

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SailGP の試合中のペナルティ(反則)

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SailGP セーリングには大きく分けると

はっきりわかりやすいペナルティ”と、

その時の風次第ではペナルティ”があります。

 

はっきりわかりやすいペナルティ

①スタートでフライング(スタートラインを開始時間より早く過ぎてしまう。)

②コースアウト(海上のコース外へ出てしまう。)

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①スタートでフライング

言葉の通りなのですが、スタートラインを開始時間より早く通過するとフライングと見なされ、フライングしたチームは他の全チームが前方へ行くまで待たなければなりません。

つまり、

スタートでフライングすると強制的に最下位スタート

スタートでは殆ど全チームがフォイリング(foiling /ボートが海面を飛んでいる状態)をしていますが、フライングしてしまうとボートを海面に着けてスピードを落とさなければなりません。

スタートで風を掴めていれば20kn(約時速40キロ)は出ているので、ペナルティ扱いになると大きな失速です。

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②コースアウト(バウンダリーアウト)

海面上にコースの線はないので、見ることは出来ませんが、会場に設置されている大画面や、SailGPアプリではデジタル映像でコース範囲(バウンダリーという)が表示されています。

選手達はボートに取り付けてあるモニターでそのコース範囲を確認し、コース内でレースができるように努めています。

このコース範囲に触れるとペナルティで、審判の合図があるまで動けません。(全てイヤホンから指導があります。)

フォイリングしていたら海面上にボートを着けなければならないので、やはり大きな減速。

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その時の風次第ではペナルティ

ボート同士が衝突しそうな時、それを回避しなければなりません。その海上ルールは世界共通だそうです↓その説明している動画(約2分)

海の風は一定では無いので、一括りには説明できないのですが、風上下どちらに向かって走行していても、

風上に対して右側にいるボートが優先ですポートスターボードと言うそうです。

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優先ボートに対して、優先でないボートが妨害するコースを取るとペナルティとなります。

優先ではないボートは優先ボートの走行を邪魔しないように、進行するボートの後ろを通るか、タックして進行方向を変えるか、ボートの接触を回避しなければなりません。

SailGP ボートはレース中、時速30-100キロスピードが出ているので、接触すれば大事故。選手の命も危ないんです。絶対に接触事故は起きないことを祈ります。

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風次第の方は私も体感してないのでうまく説明できないんですが。。

次回はニューヨークテクニカルベースについて書きます↓

・SailGP(セール・ジーピー)、概要リンク

SailGPアメリカ/サンフランシスコ大会 DAY2 (5月5日)in2019

こんにちは、SailGPを通してセーリングを学んでいるロウヅです。

今記事を書いている現在は、イギリス/カウズ大会の前日。ですが、明日は悪天候のためにカウズ大会1日目は中止となったと連絡を受けました。残念ですが安全第一です。

セーリングを全く知らない方や、知らないけど知識を得たい初心者向けのブログです。

では今回の話題

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SailGP サンフランシスコ大会2日目 (2019年5月5日)

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(↑私の後ろ姿。SailGPJapan公式に載っていました)

前回1日目の続きです。↓

1日目は日本チームは3戦3勝でした。

サンフランシスコ大会2日目、日本チームはトラブル続きでした。レース前とレース中に3回もボートに不具合が生じました。(ウィング(帆)の油圧バルブに、レース中はダガーボードに、モニターに、それぞれ問題が起こりました。→名前のそれぞれの説明は昔の記事からご覧くださいセーリングボートの各所の名前、機能と概要②@SailGP - セーリング SailGPを現地で観戦)

 

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2日目の方が天気が曇りで少し寒く、風が少し弱く、1日目とは様子が変わっていました。

・SailGP サンフランシスコ大会2日目レース結果

第4レース(ptはポイント)

1st イギリス🇬🇧10pt

2nd 日本🇯🇵9pt

3rd オーストラリア🇦🇺8pt

4thアメリカ🇺🇸7pt

5thフランス🇫🇷6pt

6th中国🇨🇳5pt

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第5レース

1st オーストラリア🇦🇺10pt

2nd イギリス🇬🇧9pt

3rd アメリカ🇺🇸8pt

4th 日本🇯🇵7pt

5th フランス🇫🇷6pt

6th 中国🇨🇳5pt

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5レース終わり、サンフランシスコ大会の

合計ポイント上位2チームでファイナルマッチレース!

1st日本チーム🇯🇵46pt

2ndオーストラリア🇦🇺44pt

3rd イギリス🇬🇧43pt

4thアメリカ🇺🇸37pt

5thフランス🇫🇷28pt

6th中国🇨🇳27pt

サンフランシスコ大会マッチレース

オーストラリア🇦🇺vs日本🇯🇵

レースはじめ、日本チームはいいスタートを切りました。タックした際に日本チームはオーストラリアチームと接近し、減速。オーストラリアチームが前を行く展開。なかなか差が縮まりません。オーストラリアチームが1度タックを失敗し日本チームとの差が縮まった瞬間がありました。

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ただ、勝者はオーストラリアチーム🇦🇺

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1st オーストラリア🇦🇺3pt加点

2nd 日本🇯🇵0pt

SailGP season 1/総合計ポイント

1stオーストラリア🇦🇺95pt

2nd日本チーム🇯🇵91pt

3rd イギリス🇬🇧79pt

4thアメリカ🇺🇸68pt

5thフランス🇫🇷61pt

6th中国🇨🇳60pt

サンフランシスコ大会ハイライト(約2分)

サンフランシスコ大会大会2日目日本語解説(約1時間半)

トラブル続きの一日

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色んなトラブルはありましたが、

オーストラリアチームはここぞって時の勝負強さを感じて、何があと一歩を詰められないのか、私にはわからないんだけど、でもシドニー大会と同じ、あと一歩が届かない。

次は試合中のペナルティについて書きたいと思います↓

・SailGP(セール・ジーピー)、概要リンク

SailGPアメリカ/サンフランシスコ大会 DAY1 (5月4日)in2019

こんにちは、セーリング初心者のロウヅです。

気づけば8月。日本はとても暑いと聞きました。現在はカウズ大会のためにイングランド(イギリス)に滞在しています。イギリスも夏ですがあまり暑くありません。

今回もセーリングの知識がない方にも伝わるように、わかりやすい言葉で文章を書きたいと思います。

 

では今回の話題

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SailGP サンフランシスコ大会 1日目 (2019年5月4日)

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SailGPの特徴の1つに観客とボートの距離が近いということが挙げられます。肉眼でも見えますし、会場の大きな画面で見ることもできます。

セーリングを一部のコアなファンが楽しむものではなく、もっと身近に観戦でき、セーリングファンの層を増やしたいという狙いがあります。

また、前回のシドニー大会のデータを全チームに開示・共有しています。そのデータ分析し戦略を練ります

会場へ足を運べば、大きな画面でコース線が付いるライブ映像とともに観戦できます。↓

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またSailGPアプリ→( SailGP | SailGP )をダウンロードすれば、ライブ映像を見ることもできます。

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今回サンフランシスコ大会のチケット価格は約3000円〜2万円(はクルーズで飲食込み)でした。会場内は入場無料。ビーチからも無料で観戦できます。私は今回3000円の陸から見る席で観戦しました(図でいうと02)。

2日間とも会場にいたアメリカ人のおじさま達と一緒に観戦しました。

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オーストラリア大会同様、1日目に3レース、2日目に2レースの後、5レースの合計得点の高い上位2チームのマッチレースで勝者が決まります。

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・SailGP サンフランシスコ大会1日目レース結果

第1レース(ptはポイント)

1st 日本🇯🇵10pt

2nd オーストラリア🇦🇺9pt

3rdイギリス🇬🇧8pt

4thアメリカ🇺🇸7pt

5thフランス🇫🇷6pt

6th中国🇨🇳5pt

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第2レース

1st 日本🇯🇵10pt

2nd オーストラリア🇦🇺9pt

3rdアメリカ🇺🇸8pt

4thイギリス🇬🇧7pt

5th中国🇨🇳6pt

6thフランス🇫🇷5pt

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第3レース

1st 日本🇯🇵10pt

2nd イギリス🇬🇧9pt

3rdオーストラリア🇦🇺8pt

4thアメリカ🇺🇸7pt

5th中国🇨🇳6pt

6thフランス🇫🇷5pt

サンフランシスコ大会1日目日本語解説(約1時間半)

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結果だけを見ると、DAY1/ 日本チームが3戦3勝!の素晴らしいレースでした。前日に行われたプレレースでも4戦4勝だったので、風と波を掴めている印象を受けました。出だしのスタートをうまく掴めていました。風は冷たいですが天候も良かったです。

ただ、試合前に全チーム登場紹介する場面があるのですが、日本チームは登場せず、何かトラブルがあるように思っていました。

後「一昨日、ウイングセール(帆)に不具合が生じましたが、ショアチームが完璧に修理したくれたお陰で今日は不安なくリハーサルレースができました」(ネイサン氏/日本チームヘルムスマン)とコメントを聞いたので、DAY2に日本チームにウィングトラブルが...(DAY2へ続く...)

次回はサンフランシスコ大会2日目を書きます。↓

 

・SailGP(セール・ジーピー)、概要リンク

 

SailGPサンフランシスコ大会テクニカルベース/Alameda(アラメダ)

こんにちは、セーリング初心者のロウヅです。

今日も前回に続きイギリスの港町サザンプトンのカフェで記事を書いています。

2019年Season1のSailGP は3-4週間大会開催国に滞在、終わったらニュージーランドへ帰る(大体3週間)そしてまた大会開催国へ移動、の繰り返しなので、ニュージーランドに居る間は家のことをしていてゆっくり記事を書けません。

セーリングの現場を想像しやすいように書きたいと思います。

 

では今回の話題

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サンフランシスコ大会のテックベースinアラメダ

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サンフランシスコ大会のテクニカルチームのベースはアラメダ。

ここはサンフランシスコから混んでいなければ車で20分ぐらいの所にある街です。

(黄色で囲った中の白い部分がアラメダのテックベースです↓)

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サンフランシスコは風が冷たーいんですが、アラメダは比較的暖かかったです。

SailGPテクニカルチームに所属してる夫はサンフランシスコ大会の2週間前に現地入りしました。

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ベースは通常関係者以外立ち入り禁止ですが、妻枠(?)で中に入れてもらえます。一緒に来ているメンバーの妻友と一緒に見学しました。

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このベースで何を主にしているかというと、

  1. ボートの組み立てと調整
  2. 大会前のテストセーリング
  3. テストセーリングの際に不備や故障があれば修理
  4. チーム同士の交流、戦略、データ分析

他にも色々あると思いますが、私が思いつく範囲ではこのぐらいです。

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各6チームに運営・選手・テクニカル(ショア)メンバーがそれぞれいます。私の感覚だと各チーム20人ぐらいでしょうか。

それとは別にSailGPテクニカルチームがいます。テクニカルメンバーは40-50人ぐらいだと思います。ウィング、セールメーカー、ボートビルダー、運営などそれぞれプロフェッショナルの役割分担があります。(夫はこちらに所属しています。よくどこのチームに所属してるのか聞かれるんですが、チームに所属していません。)

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行った時は全ボートテストセーリングをしていたので、あまりボートの写真が無いのですが、ちょうどアメリカのチームが帰ってきました。

アメリカチームはこのサンフランシスコ大会からウィング(帆)のデザインが変わりました!一目でアメリカチームとわかりますね。

次回はサンフランシスコ大会について書きます。↓

・SailGP(セール・ジーピー)、概要リンク(日本語)