SailGP カウズ大会テクニカルベース/Southampton サウサンプトン
こんにちは、セーリング初心者のロウヅです。
記事を書いている現在はSailGP最終決戦 フランス🇫🇷マルセイユ大会まであと4日⛵️ どんな結果になるのか、楽しみにしています。
セーリングに興味があってもなかなか見る機会も無いし、ルールも理解しづらいです(私も勉強途中)。少しでも身近に思ってもらえるようにわかりやすい言葉で書きたいと思います。
では今回の話題
ーーーーーーーーーーーー
カウズ大会テクニカルベースinサウサンプトン
今回テクニカルベースがあるのは、サウサンプトンというタイタニック号が出港した港街です。
会場のカウズはサウサンプトンからフェリーで20分ほどのワイト島の中の地名なんです。
(↑黄色い丸がサウサンプトンのテクニカルベース。赤い丸が会場のカウズ)
今回もテクニカルチームの夫は大会の2週間前に現地入り。夫はウィング(帆)担当なので、
今回ウィングについて書きたいと思います。
この帆のことをウィングセールと呼びます。(飛行機の翼のような形状をした硬質セール(帆))。約24m
素材はマストと枠の部分にカーボンファイバーと、
セール(フィルムのような)の部分は特殊なプラスチックでできています。
ロープ・ワイヤ・滑車など見えますか?
中で複雑に交差しています。
この写真に写ってるのがハイドロニック・バルブバンク・コントロールシステムというウィングトリマー(帆を担当してる選手)の指示を受けて実行する場所。
キャンバー(帆の中心が前後する動き)、ツイスト(ひねる動き)、ポッパー(全く逆側に帆を変える動き/タックやジャイブの時に使う)、の指示をこのシステムで全て行うそう。
↑このウィングは日本チームのもので、
前回ニューヨークベースの時に直していた↓中国チームのものはテーブルコントロールというらしく、機能は同じなのですが違うコントロールシステムを使っていました。
現在ニュージーランドのコアビルダーズ社にて新しく7つウィングを作っています。
今使っているウィングは24mですが、
新しいウィングは18m(強風仕様)、24m(中風)、29m(弱風)とその時の気候状態で長さを変えられる仕様になるそう。
2020年のseason2の途中からすべて同じウィングコントロールシステム、長さ変更できるものを使うそう。
ベース内
大きなクレーン。今回ベースがコンパクトでした。
フランスチームがボートを人力で移動させてる様子。
中国チームのボート部分が持ち上げられてます。
フランス・オーストラリア・中国チームのテントが見えます。
イギリスチームは開催国なので一番入り口に近いところにテントがありました。
オーストラリアチームテント内に入らせてもらいました。
この写真はシドニー大会の時の勝利写真を大きくプリントしたもの。一緒に勝者写真に入って記念撮影できるのが面白いですね(オーストラリアチームの人がノリノリでピースしてくれました)
ーーーーーーーーーーーー
ウィングセールや中の最先端技術はよくわかっていないので説明しにくいですが、少しづつこれからも解説したいと思います。
次回はイギリス🇬🇧カウズ大会について書きます↓
・SailGP(セール・ジーピー)、概要リンク