セーリング SailGPを現地で観戦

ニュージーランド人の夫の仕事でセーリング大会SailGPへ同行/セーリングを知らない方にも伝わる言葉で記事を書きたい

セーリング試合中に使われている用語①@SailGP

こんにちは、セーリングを学んでいるロウヅです。

今この時はイングランド(イギリス)の港町サザンプトンのカフェで記事を書いています。

SailGPイギリス🇬🇧カウズ大会の準備で、大会の2週間前にイギリス入りしました。(私は一緒に付いてきているだけなのですが)

セーリングを全く知らないけど興味がある方、知識をつけたい初心者の方に向けて。また自分の勉強のためにブログを書いています。

では、今回の話題

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セーリング試合中に使われている用語解説

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試合中によく使われる用語は3つ。

①ノット (ノッツ/ knots)

②タック (タッキング/ Tacking)

③ジャイブ (ジャイビング/ 米 Jibe / 英 gybe)

今回はこの3用語を説明したいと思います。

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①ノット (ノッツ/ knots / 略 kt または kn)

ノット(ノッツ/knots)とは速さの値です。セーリングではキロメートル(km)ではなく、ノット(ノッツ/knots)という値を使います。

 

ノット ⇒1時間に1.852km進む速さ

(1.852km=1マイル/海里)。アメリカ発祥の単位。ノットを日本で馴染みのキロメートル/時速に換えると

1km/h(キロメートル/時)=約0.539ノット(kn)

1ノットは1852メートル毎時(=時速1.852km)

 

SailGPでは50ノッツ(kn)を超えるスピードが出せるボートを使用しています。“予想最高速度が53ノット(約時速100km)に達するだろう”とされています。

例: 解説で「35ノッツ出てます」と言っていたら

35(kn)×1.852(km)=時速64.82キロメートル

出ているということになります。試合観戦中はノッツ(kn)×約2倍と計算すると想像しやすいと思います。

選手たちの体感だともっと速いと思われます。

※練習試合時にオーストラリアチームが52ノッツ(kn)を記録しました(2019年6月現在)

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②タック (タッキング/ Tacking)

はじめに2020年東京オリンピックセーリング大会開催地に決まった、神奈川県公式動画を見るとわかりやすいです↓(SailGPのボートと大きさ違うのですが、わかりやすいです)

タッキングとは風上に向かう際の方向転換のこと。

セーリングのボートは風上(風の吹いてくる方向)に対して約45度の角度で進みます。

しかし、ずっとその方向へまっすぐ行けばコースアウト。ここでタッキング(方向転換)が必要になります。この方向転換を繰り返し(ジグザグという)マークへ向かいます。言葉で説明し難いので動画ご覧下さいね↑

(夫は45度はだいたいね、いつも45度を掴めるわけではないから〜と言ってました。)

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③ジャイブ (ジャイビング/ 米 Jibe / 英 gybe)

ジャイブとは、風下へ向かう際の方向転換のこと。

マークを回る際にボートスピードが落ちやすい動作です。

タックとジャイブのの違いは、

  • タックは約90度向きを変えるような操作。風の吹いてくる方向へ向かうのでジグザグの動きでマークを目指す。
  • ジャイブは風下へ向かうマークを回る際ボートスピードが落ちやすい動作。ジャイブはタックよりも緩やかなカーブを描いて曲がります。

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もっとうまく解説できたら良かったんですけど。。SailGP日本語解説動画を見ていると、タックは強く勢いよく、ジャイブは緩やかに旋回する動作。

もう少し勉強して、書き足して行きたいと思います。

 

次回はサンフランシスコ大会テクニカルベースについて書きます。↓

SailGP(セール・ジーピー)、概要リンク(日本語)