セーリング SailGPを現地で観戦

ニュージーランド人の夫の仕事でセーリング大会SailGPへ同行/セーリングを知らない方にも伝わる言葉で記事を書きたい

セーリングボート組み立てと概要① @SailGP

こんにちは。

SailGPを通してセーリングを学んでいるロウヅです。

セーリングのことは数年前まで全く知りませんでしたが、夫の仕事でセーリング大会SailGPに同行しながら、セーリングについて学んでいます。

セーリングを全く知らない方でも知識を得られ興味を持ってもらえるように、わかりやすい言葉を選んで記事にしたいと思います。

では今回の話題、

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SailGP セーリングボートの組み立て方

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(写真@シドニー/cockatoo islandにて、一般の方でも見られます)

セーリングヨットの大きさをSailGPでは“F50”という名前で呼んでいます。

このF50級ヨットの大きさは、

高さ: 24m

縦幅: 15m

横幅: 8.8m

F50の意味は 50Feet(フィート/長さの値)

50feetをメートルに代えると15.24 m(メートル)

つまり縦幅15mの大きさから,名前がF50になっているそう。(と夫が言っていた)

 

このボートは第35回アメリカンズカップで使われていたAC50型のボートを改良してF50新型ボートになった。

改良した場所はニュージーランド。改良後ニュージーランドのファンガレイ地域で10週間テストセーリングをして、シドニー大会に向け船便で全ての荷物を出航。

 

ボート含め全ての荷物は船便で送っているんです。ほとんどのパーツは分解できます。

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↑この帆(セール)の部分も3パーツに分解できます。

見ての通り、すごく大きいです。組み立てもクレーンを使って組み立てます

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↑クレーンで吊るした帆(ウィング)を地面にいるクルーがボート部分としっかり固定

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↑帆とボートを固定後、更にそれをクレーンで持ち上げて今度はフォイル(foil)を装着する

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そこまでできたら、クレーンで海に着水。ここからやっと選手の出番です。最終確認で帆とボートがしっかり付いてるか、水面上でテクニカルチームのクルーが確認します。

 

組み立てるのも一苦労です。大の男たちが沢山集まってやっと組み立てられる仕事。セーリングは本当に男仕事だと思います。クルーも98%は男です。

表に見えてるのは選手だけですが、その裏で沢山のクルーが動いて、レースを支えています。

テストセーリングが終わったらまた分解してテントの中に入れます。

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次回はセーリングボートの部分名と機能について書きたいと思います。↓

・SailGP(セール・ジーピー)、概要リンク(日本語)